2020年2月9日に行われた東京新聞杯の回顧と
先週(2/8・2/9)の馬場傾向を分析しました。
東京新聞杯回顧
レースの流れ
モルフェオルフェが2番手以下を離して逃げる展開。レースラップとしてはミドルペースだったが、2番手以下はスローペース。縦長の隊列で直線を迎えたので、今の軽い馬場を考えると先行有利だった。
各馬の考察
1着 プリモシーン
中団前の位置から直線も良く伸び、牝馬で斤量56kgを背負って勝ち切った。馬体重が504kgで過去最高体重だった府中牝馬S時とほぼ変わらないので、昨秋の凡走は精神面が原因だったと見てよさそう。
2着 シャドウディーヴァ
力むシーンはあったが上手くなだめていた。直線の首の動きを見ていると走りにくそうな印象を受けたが、しぶとく良い脚を使った。やはり折り合い面でマイルへの短縮はプラスだった。
3着 クリノガウディー
13番枠から好スタートを決め先行、内埒沿いへ。直線しぶとく伸びた。スタートセンス〇。
4着 サトノアーサー
馬体重+10kg。前目の位置で競馬でき、やや行きたがったが折り合いはついた。直線ではジリジリとしか伸びず、外から並ばれた時に食らいついたが抜かされてしまった。
6着 ◎ヴァンドギャルド
ゲート内の駐立が悪く、ジャンプするようにスタートし出遅れ、中団まで押し上げる。行きたがったが折り合った。直線良く伸びてきたが、エンジンが掛かった所で前が壁になり進路を外に切り替えるロスがあった。今後もゲート内でじっとしていられるかが課題に。
7着 スウィングビート
初めての芝のレースだったが、中団から直線は脚を使い差を詰めていた。芝でも走れそうな所は見せた。
8着 レイエンダ
前の位置を取りに行った。残り100mぐらいで脚が上がった。馬体重+12kgが影響したのか、脚を溜めた方が良いのかは判断がつかない。
しかし、レース前から気になっていた気持ちの面は、レース後の騎手のコメントを見ると、自分から走りを止めることはなかったようだ。
9着 〇レッドヴェイロン
直線、エンジンが掛かるまでに時間が掛かり、トップスピードになる前に前が塞がってしまった。レース後、騎手は敗因に硬い馬場を挙げていた。
瞬発力勝負でも良い末脚があるから、エンジンの掛かりの遅さを差し引いても差してこられると思っていたが...。スタートしてからのスピードの乗りがそこまで速くないので、多頭数だと位置取りがやや後ろになりうることが分かった。
10着 ロワアブソリュー
スタート後、位置を下げ直線に賭ける競馬。直線良い脚は使った。
11着 ケイアイノーテック
予想の段階では穴馬として挙げていた馬だが、15番枠を引いた時点で評価を下げていた。最後方からの競馬になり、上がり最速の末脚を繰り出すもさすがに厳しかった。もう少し前目の位置を取りに行っても良かったかもしれない。
12着 ケイデンスコール
後方から末脚を伸ばすイメージだったが、中団前の位置で流れに乗れた。直線粘っていたが、残り200mで失速。
13着 ドーヴァー
後方で脚を溜めて直線に賭ける競馬。序盤頭を上げて力むシーン。直線伸びてきたが、そこまで瞬発力に長けたタイプではないため厳しかった。
15着 キャンベルジュニア
ゲート内の駐立が悪く出負け。4コーナーで手応えがない感じだった。
16着 モルフェオルフェ
すんなりと逃げられると予想し展開が向くと思っていたが、他にも先手を主張する馬がいてハナを取るまでに時間が掛かった。脚を溜められず、直線を向いた時には余力がなかった。
予想の反省
#東京新聞杯
— ヤンフェ@競馬を推理する (@yanfevreee) 2020年2月9日
◎ヴァンドギャルド
〇レッドヴェイロン
注モルフェオルフェ
持ち時計、OP実績ともにレッドの方があるが、自分が感じたヴァンドギャルドの素質を信じて!
考えていたレース展開は合っていたが、先行馬がここまで残るとは思っていなかった。本命・対抗に挙げた馬たちはもう少し差してこれると思っていたが届かず。
それと、力はあるものの気持ちの面で力を発揮できない馬の見分けは難しいが、できる限り見分けられるように努力したい。
馬場傾向分析
東京・芝コース
東京らしい上がり3Fが33秒台のレースがあったが、勝ち時計としては高速馬場と言える程のものは見られなかった。軽い馬場。
馬場は内有利。瞬発力勝負になれば話は別だが、外を回しての追込は難しい。
京都・芝コース
重い馬場ではなくなり、時計は標準的か。直線のスピード感もあった。
外が伸びる馬場で、外回りは外差しが決まりやすく、内回りは前も残れるが差しが効く。
小倉・芝コース
2月8日(土)からBコースを使用。
前週の様な、雨の影響でダートみたいに時計が掛かる馬場ではなく、良馬場で行われ時計は標準的に。
前も残るし差しも効くフェアな馬場。
▼詳しい情報はJRAのHPをご覧下さい。
▼参考サイト