桜花賞トライアルであるチューリップ賞が2020年3月8日に行われ、4番人気のマルターズディオサが優勝。人気馬での決着になりました。
圧倒的1番人気だったレシステンシアが3着に敗れました。阪神JFの圧巻の走りを見ているので意外でしたが、敗因を探って本番の予想に反映させたいです。
この記事では、チューリップ賞の回顧をしていきます。
レシステンシアの敗因についても書いています。
G2 チューリップ賞を振り返る
阪神競馬場 1600m 外回り 3歳牝馬
レース展開
スローペースで瞬発力勝負になったがある程度流れたため力のない馬、距離が長い馬には厳しかった。前にいる馬に有利だった。
▼当日の馬場傾向はこちらの記事に書いています。
各馬の考察(それぞれの勝因・敗因)
1着 マルターズディオサ
好スタート、掛かり気味にじわじわと前のポジションへ。3,4コーナー中間までは行きたがるのをなだめていた。
直線、反応良く伸びレシステンシアをかわし、2着馬との追い比べを制した。
道中ポジションを上げて余計に脚を使っているにも関わらず勝ち切るというところに能力を感じた。さすが阪神JFを2着しているだけある。
2着 クラヴァシュドール
結構促して先行した。
直線、反応良く伸びレシステンシアはかわしたが、勝ち馬に僅差で負けてしまった。
4コーナーで手前を替えるところがあり、まだ良化の余地を残している。
3着 レシステンシア
好スタート、促しハナへ。3コーナーあたりまでは行きたがるのを抑えていた。
直線、徐々に追い出し後続を待っていたが、並びかけられた時にスッと反応できず前に出られてしまった。
やはり阪神JFの時のように後続に脚を使わせるように淀みないペースで逃げ、持続力を活かすのが合っているなと思った。今回は休み明けで、馬の行きたいように行かせてしまうと次走で引っ掛かってしまう可能性があってあの競馬をしたのかなと推察した。
4着 イズジョーノキセキ
出遅れ、前の集団とは離れ、自分のリズムで後方で脚を溜める競馬。序盤で力むところはあったがすぐに折り合いはついた。
直線、徐々に追い出し鞭を入れると上がり最速で追い込んだ。末脚は目立っていた。
6着 ウーマンズハート
スタートしてから抑えて脚を溜める競馬。4コーナー手前までは力んで走っていた。
直線、伸びてはいるがギアは上がり切らなかった感じ。新潟でのパフォーマンスを見ているとそう感じる。
休み明けの影響なのか、力んで走った分なのか、左回りの方がいいのか、原因は特定できないが能力はある馬なので見限れない。
7着 スマイルカナ
好スタート、抑えようとすると頭を上げて折り合いを欠いていた。3コーナー過ぎに収まった。
直線ジリジリと伸びていたが前との差は詰まらず、後続には差されてしまった。
本来持続力に優れた馬なので、本番ではペースが流れて、自分のリズムで走れれば上位に来る可能性はある。
まとめ
本番ではレシステンシアはスローでは走らないと思います。そのペースで行ったとき、阪神JFのように圧倒的な強さを見せるのか、約4か月経って他馬が成長して差を詰め逆転するのか、そのあたりは見物ですね。
前哨戦とあって、各陣営が本番に向けて試したり、次走のことを考えてのレースになり、課題が見つかったと思われます。
見てる側もそれを見極め、本番でしっかり的中できるように復習しておきたいです。
▼詳しい情報はJRAのHPをご覧ください。